
目次
- はじめに
- 多くの女性が誤解している「脚が太い=筋肉説」
- トレーナー目線で見る“本当の原因”とは?
- 姿勢・骨盤の歪みが脚を太く見せるメカニズム
- 筋トレで「脚が太くなるように見える人」「細く見える人」の違い
- 脂肪よりも厄介な“むくみ”と“筋肉の使い方”
- 改善アプローチ
- 初心者が安心して始められる脚痩せの第一歩
- 最後に
1. はじめに
はじめまして。大阪・上本町で「パーソナルトレーニングジムPure」を運営している別府です。
これまで多くの女性をサポートしてきましたが、その中で最も多く耳にする悩みが
「脚を細くしたいのに、筋トレをすると太くなりそうで怖い」という声です。
その気持ちは本当によく分かります。ですが実際のところ、「筋トレで脚が太くなる」というのは大きな誤解です。
原因は筋肉そのものではなく、体の使い方・姿勢・骨盤のバランスといった“全身の連動”にあります。
この記事では、私自身の経験と専門的視点から、初心者の方にもわかりやすく“脚が太く見える本当の原因”をお伝えします。
2. 多くの女性が誤解している「脚が太い=筋肉説」
「スクワットをしたら脚が太くなった」「筋トレをしたらゴツくなった」
そんな経験を話される方が多いですが、筋肉が直接太くなったわけではありません。
女性はホルモン(テストステロン)の分泌量が少なく、短期間で筋肥大を起こすことは難しいです。
見た目が太くなったように感じるのは、体のバランスが整っていない状態で動いていることによる“張り”や“むくみ”です。
つまり、筋肉が原因ではなく「使い方のアンバランス」が脚を太く見せているのです。
3. トレーナー目線で見る“本当の原因”とは?
脚が太く見える原因は、一部の筋肉ではなく全身の姿勢や動作のクセにあります。
たとえば、猫背・反り腰・骨盤の傾き・片足重心など。
これらの姿勢があると、歩行やトレーニングのたびに一部の筋肉に負担が集中し、全体のバランスが崩れていきます。
その結果、筋肉が硬くなったり、むくみや冷えを起こしたりして、脚が太く見えてしまうのです。
つまり、筋肉が「ついた」わけではなく、筋肉の使い方が偏っているだけ。
体の使い方をリセットし、全身の連動を整えることが、脚痩せの第一歩です。
4. 姿勢・骨盤の歪みが脚を太く見せるメカニズム
姿勢と骨盤の歪みは、脚の見た目に直結します。
特に以下のような姿勢は、脚が太く見えやすくなる傾向があります。
- 反り腰
- 内股気味の立ち方
- 片足重心での立位姿勢
反り腰の場合、骨盤が前に傾くことで一部の筋肉が常に緊張します。
内股やがに股では、脚全体のねじれが起こり、筋肉の張り方がアンバランスになります。
これらはすべて、筋肉が悪いのではなく姿勢のバランスの問題。
正しい位置で立つ・歩く・動くことができれば、脚のラインは自然と整っていきます。
5. 筋トレで「脚が太くなるように見える人」「細く見える人」の違い
同じスクワットをしても、結果は人によってまったく違います。
それを分けるのはフォームや回数ではなく、重心の位置と体の連動です。
身体の使い方が乱れたまま動くと、特定の部位だけが働きすぎるために脚が“張って見える”ことがあります。
一方で、重心が整い、股関節や体幹を中心に全身で動けるようになると、バランスの取れた引き締まった脚になります。
つまり、脚を細く見せるカギはフォームではなく、全身の使い方の質。
トレーニングとは筋肉を鍛える行為ではなく、体の動かし方を再教育する行為なのです。
Pureでは、神経系に着目し「どの筋肉をどの順番で働かせるか」を丁寧に指導しています。
これにより、筋肉の見え方そのものが変わっていきます。
6. 脂肪よりも厄介な“むくみ”と“筋肉の使い方”
むくみは脚太りの最大の錯覚を生みます。
長時間座る・立ち続けるなど同じ姿勢を続けることで、血流やリンパの循環が滞り、老廃物が溜まりやすくなります。
しかし、むくみも単なる「水分の停滞」ではありません。
根本には筋肉がうまく動かせていないことによる循環不良があるのです。
体の使い方を整え、ふくらはぎやお尻、脚全体の筋ポンプ作用を引き出せば、血流が改善し、自然と脚が軽くなります。
Pureでは、以下の3ステップでむくみを改善しています。
- 動かす(正しい動作で筋肉を活性化)
- 流す(ストレッチや呼吸で循環を促す)
- 整える(姿勢を安定させ、再発を防ぐ)
この3つを続けることで、脚は着実に変化していきます。
7. 改善アプローチ
脚痩せを実現するために重要なのは、全身をひとつのユニットとして整えること。
以下の3方向からアプローチが改善に繋がります。
- 骨格の調整
→ 姿勢・骨盤・足首などの歪みを整え、重心を正しい位置に戻す。 - 筋肉の連動改善
→ 全身をつなげて動かすトレーニングを行い、使いすぎや使われない部分をなくす。 - 神経の再教育
→ 動きの癖をリセットし、正しい動作を無意識でできるようにする。
これらを一人ひとりの身体特性に合わせ、完全オーダーメイドで設計しています。
「筋肉を鍛える前に、使い方を変える」
8. 初心者が安心して始められる脚痩せの第一歩
トレーニングに不安を感じている人ほど、最初に必要なのは「無理なく続けられる環境」です。
いきなり激しい運動をする必要はありません。
まずは呼吸・姿勢・立ち方といった基本の“体の扱い方”から整えることで、脚のラインは驚くほど変わります。
Pureでは、初心者の方が安心して通えるように
・完全マンツーマン制
・一人ひとりに合わせたペース
・質問しやすい落ち着いた空間
を用意しています。
「運動が苦手」「何をしても脚が変わらなかった」という方こそ、
“使い方を変える”体験をしていただきたいと思います。
9. 最後に
「脚が太いのは筋肉のせい」
そう信じて、運動を避けてしまう方を何人も見てきました。
でも、筋肉は敵ではありません。
正しい姿勢と動作を身につければ、筋肉は脚を美しく支えてくれる最高の味方です。
努力の方向さえ間違えなければ、身体は必ず応えてくれます。
思い込みを手放し、自分の体の可能性を信じてください。
上本町の小さなジムから、本当の情報を届けたい。
それが、パーソナルトレーナーとしての私の使命です。
筆者プロフィール

別府 敬祐(べっぷ けいすけ)
大阪・上本町の隠れ家的パーソナルジム「Pure」をひとりで運営する、NSCA-CPT認定トレーナー/上級心理カウンセラー。
プロ格闘家を引退後、大手ジム3社での勤務経験を経て、運動が苦手な初心者や、自信をなくした方専門のサポートに特化。
かつて職場での人間関係により適応障害を発症し、社会から離れた経験がある。その際、担当医のすすめで再び運動を始めたことが、心と体を立て直す大きなきっかけに。自らの経験をもとに、「頑張れないときこそ、運動が心を救うことがある」と実感し、同じように不安や迷いを抱える人たちの力になりたいと独立を決意。
現在は、トレーニングだけでなく、心理面への理解を活かした寄り添う指導で、「怖くて一歩が踏み出せなかった方」が安心して続けられる環境づくりに力を注いでいる。
【保有資格】
NSCA-CPT(全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)
ダイエット検定1級/2級(日本ダイエット健康協会)
上級心理カウンセラー(JADP認定)
